こん◯◯は、まるさんです。
現在話題になっているintel 第13/14世代CPUの不具合を聞いた方もおられると思います。
残念ながらまるさんもその不具合に遭遇してしまったようです。
そこで現在判明している不具合の内容等について簡単に解説していきたいと思います。
目次(タップで飛べます)
該当するCPUと不具合内容
該当するCPU
該当するのは現時点で以下のCPUです。
該当するCPUはかなり多いですが、不具合が発生しないCPUもあります。
ゲーム目的でPCを購入された方は結構該当する方多そうです。
不具合内容
マイクロコードアルゴリズム処理に不具合があり、誤って動作電圧を上昇させてしまい動作が不安定になる。
簡単に言えば、CPUがマザーボード側に100のパワーちょうだいね、こう伝えるべきなのに間違えて150のパワーちょうだいとお願いしてしまう。マザーボードは言われるままに150のパワーを渡しますが本来必要なのは100パワー。
超過した50のパワーが不具合を発生させている、こんな感じですね。
無駄にパワーを与えた結果以下の不具合が発生します。
・ゲームをプレイ中に突然クラッシュする。
・CPUの異常な発熱
まるさんもこの不具合が発生していると思われますが、少し重めのゲームをプレイしているとほぼ100%の確率でゲームがクラッシュします。
毎回クラッシュパターンは同じで、ゲームプレイ中画面が一瞬固まる、その後ゲームごと落とされてデスクトップに戻ってしまいます。
ごく稀ですがブルースクリーンに発展することもありました。
クラッシュしたゲームは、BATTLEFIELD2042・BATTLEFIELD V・BATTLEFIELD 1・モンスターハンターワールド・モンスターハンターワールド アイスボーンです。
落ちるタイミングはランダムですが、プレイ開始から10~20分程度経過後に落ちることが多かったです。
CPU使用率が低くても落ちます。その際のGPU使用率は25%~99%と様々でした。
不思議なことに紐おじことChained Togetherでは落ちませんでした。プレイ時間短い&軽いゲームだからかも?
Web閲覧や動画視聴中に落ちることはありませんでした。負荷が掛かると発生頻度大幅UP???
またまるさんの環境での発生となりますが、CPUの異常発熱が目立ちます。
現在Core i9 13900Kを使用していますが、MSIの水冷クーラー「MPG CORELIQUID K360 V2」を使用しても最高で100℃まで温度が上がります。
CPU温度が安定しないことが目立ちます。CPU使用率が低くても高温の場合もありました。異常な負荷がかかっている?
不具合に該当するかの確認方法
今回の不具合に該当するかの確認方法が出ています。
しかしそちらをやることで更にCPUの劣化が進む可能性がありますのでこちらでは紹介しません。
気になる方は「intel 不具合 確認方法」でググってください。但し実施は自己責任で!
現時点で可能な対策方法
マザーボードのBIOSアップデート
マザーボードのBIOSアプデートを行ない、Intel Default settingsを導入する。
BIOSアップデートを行ない、Intel Default settingsを導入することが推奨されています。
但しBIOSアップデートはある程度の知識が必要で、アップデートに失敗するとPCが起動しなくなるおそれがあります。
色々なサイトにてアップデート方法が記載されていますが、BIOSアップデートは全て自己責任になりますのでご注意を!
インテル® Extreme Tuning Utilityの導入
こちらはフレさんに教えて頂いた対策方法です。
インテル® Extreme Tuning Utilityを使用してCPU倍率を強制的に下げて不具合の発生頻度を減らす。
Core i9 13900Kはデフォルトでx58ですがx50まで下げて試してみました。しかし残念ながらクラッシュが発生してしまいました。
現在x45まで下げて実験中ですが、まだまともにゲームがやれていないので効果は不明です。
intel 今後の対策と保証
intel 今後の対策
当然intelもこの不具合を認識しており対策も検討しています。
現在問題のあるマイクロコードの修正パッチを準備しており、8月中旬以降にリリース予定となっています。
リリースされたら早めに導入したいですね。
保証について
intelCPUには1年or3年の保証がついています。この保証期間を2年延長する案が出ているようです。
こちらについてはまだ確定ではないのでそんな情報あるよ程度でお願いします。
CPU故障の保証申請ですが、CPU単体で購入された方はintelに依頼、組み込みPC(完成PC)で購入された方は購入先に確認が基本のようです。
まるさんはネット通販でCPUのみ某PCショップから購入したので念の為保証の問い合わせをしましたが、現時点で回答がありません。
販売先も対応に困っているのが想像できます。
8/5追記
CPU単体で購入しましたが、販売店より連絡があり代理店へ修理(交換)依頼をして頂けるそうです。
着払いで送って2週間程度お時間くださいとのこと。
不具合出てしまった方は一度販売店に連絡してみても良いかもです。
intelのホームページはかなりわかりにくいので交換申請結構大変な予感がします。
なおintelで保証交換申請をする場合、2つの選択肢があるようです。
一つは故障したCPUをintelに送り、交換品の到着を待つ。これですと交換品到着まで一時的にPCが使用不可になります。
もう一つは先にCPUを送ってもらい、到着後に故障したCPUを送る方法。こちらの方が間違いなくありがたいのですが、手数料として25ドルかかるそうです。日本円で約4,000円でしょうか。支払うの何か悔しい!
上記のintelでの交換方法ですが、色々な記事で得た情報であり間違っていたらごめんなさい。
最悪のパターン
今回紹介したintelCPU不具合対処方法。これはCPUが物理的に破損していない場合の対処方法になります。
今回の不具合はCPUに不可逆的な劣化が発生する場合もあります。
不可逆的な劣化とは?つまり物理的な故障で絶対元に戻ることのない故障を意味します。
不可逆的な劣化が発生してしまうと上記に記載したソフトウェアでの対策では復旧不可能となり、CPUの交換が必須となります。
まるさんのCPUは倍率をx50に設定しても100%クラッシュが発生しているので、物理的な故障が発生している可能性が大きいです。
(x50にするとクラッシュ発生の割合が大幅減らしいです)
CPUの交換を申請するとPCが使えなくなってしまいます。追加料金支払うのも嫌ですし困る方多いかと。
まとめ
今回発生したintelCPUの不具合は該当される方多数でとても大きな問題と思います。
現在不具合が発生していなくても今後不具合が発現する可能性もあります。
最初intelがこの不具合を認めず時間が経過してしまったのも良くなかったですね。
先日発表されたintelの第2四半期決算で2400億円超の赤字と15000人の解雇が発表されました。
2025年には100億ドルのコスト削減も計画しており、株価は大幅下落しています。
ここに不具合対応で更に費用が上乗せされます。
CPUと言えばintelとAMDがほぼ独占してきましたが、今回の不具合でintelの牙城は崩れるのか?
まるさんもどちらかと言えばintel推しでしたが今後はどうなるのか???
今後のintelの対応を注視して、不具合に該当される方は対策を早期に導入されることをオススメします。
残念ながらCPUが破損してしまった方は泣く泣く交換申請しましょう。
とりあえず8月に発表されるであろうintelの対応を待ちたいと思います。
頼むぜ!intel!