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寝ながら動画鑑賞?小型プロジェクター「XGIMI MoGo 2 Pro」レビュー

こん◯◯は、まるさんです。

今回はまるさんが愛用している小型プロジェクター「XGIMI MoGo 2 Pro」を紹介したいと思います。

これを買ってから生活感が大きく変わりました。特にベッドに入っているときに・・・

プロジェクターって何?って方のために簡単に説明から始めていきますね。

プロジェクターって何?

プロジェクターは映像や画像をスクリーンに投影するマシンです。光源をレンズで調整して大画面の表示が可能になります。

映画館を思い出してください。あのように大画面に映像を投射するのがプロジェクターです。

但し光は真っ直ぐにしか進みません。故に設置が難しく適正な投影をするのは少し手間がかかります。

一昔前はプロジェクターは大型で高価、中々敷居の高い物でした。しかし今はかなり小型化され低価格化も進んだことにより、導入の敷居はかなり下がったような気がします。

ごちゃごちゃ書きましたが超簡単に言えば映像を大画面で表示できるマシン!これでヨシw

プロジェクター導入に必須なこと

プロジェクター導入に必須なことは大きく2つあります。

まずは設置場所。上でも書きましたがプロジェクターの光源は真っ直ぐにしか進みません。そのため基本投影したい場所の正面に設置が必須です。

一部の上位モデルにはレンズシフト機能が付いておりある程度投影位置の変更が可能ですが、今回はレンズシフトは無いものとして説明していきます。

レンズシフトのないモデルは設置場所を工夫するしかありません。垂直方向への調整は台形補正という機能で調整可能です。こちらをうまく使って調整することとなります。但しこれには欠点も存在します。詳細は後述します。

もう一つは投影するスクリーンが必要なこと。光源を当てて表示するのでスクリーンが必須になります。スクリーンは製品として販売されている高価なものもありますが、画質にこだわらず単純に軽く見れればいいやであれば白い壁紙でも十分投影可能です。

多少凸凹している壁紙であっても白系であれば見る分には問題ないです。

キレイな大画面を楽しみたいのであれば、本格的なプロジェクターとスクリーンの導入をオススメします。

XGIMI MoGo 2 Proレビュー

では早速まるさんイチオシのXGIMI MoGo 2 Proを紹介していきますね。

初心者の方にもわかりやすいよう、専門的な用語は極力避け簡潔に説明します。

今回は寝ながら動画視聴がテーマなのでそちらに沿った内容で進めていきますね。

主な仕様

書くと長くなるので公式サイト貼っておきますねw 気になる方はリンク先で見てね!

こちらの機種は本体のみとスタンドがセットになったモデルの2つが存在します。設置方法にもよりますが細か調整や天井投影するにはスタンドは必須と思います。悩んだらスタンド付きを選択することを激しくオススメします。

セット内容は本体(スタンド付き)・電源ケーブル・リモコン(単四電池2本付き)・マニュアル等になります。

付属する電源は本体側はUSB Type-Cですが反対側は通常のコンセントです。65W以上のモバイルバッテリーでの動作も可能で、屋外での使用にも対応します。

内蔵バッテリーは搭載していないので必ず電源は必要になります。

定価は本体のみが80,800円(税込)、本体とスタンドのセットモデルが88,490円(税込)です。

スタンドの定価は10,800円(税込)なので、本体とスタンドのセットを買うほうがお得です。

天井投影の設置方法

今回は寝ながら動画鑑賞をメインで紹介しているので、上方向へプロジェクターを向けるためスタンドは必須となります。

真下から天井投影するのが最適ですが、真下は自分の体があるので設置できません。そこでベッドに寝た状態で頭の更に上側にプロジェクターを設置して斜めに天井に向け投影しています。

但しこのやり方だと画像が台形に表示されてしまうので、台形補正で修正することになります。詳細は後述の解像度及び台形補正のところに書きます。

設置方法はこんな感じになります。

明るさ

プロジェクターで最も重要と言われるのが明るさ。これが足りないと画面が暗くなったり少し明るい場所だと画面が見辛くなります。

XGIMI MoGo 2 Proは400ISOルーメンと小型モデルではそこそこ頑張っているかなと。

大画面になればなるほど画質は暗くなっていきます。小型モデルでは搭載できるランプやレーザー光源が限られるので妥協も必要ですが、少しでも明るいモデルを選ぶのが重要です。

解像度及び台形補正

解像度はフルHDで1920×1080。これ以下の解像度になると画質の違いが顕著になります。安いモデルだとハーフHDもありますが、そのようなモデルは選択せず最低でもフルHDを選ぶのが無難です。

天井投影だと垂直方向への補正がほぼ必須になります。垂直方向への補正は台形補正を使用するのですが、こちらを使うと画質の低下が発生します。

台形補正で画質の低下は避けられないので、ベースとなる解像度は最低でもフルHDが欲しいのはこのためです。

斜めに投影するとこのように画質が歪んで表示されてしまいます。(過去画像)

この歪みを修正するのが台形補正です。台形補正で歪みは修正可能ですが、その代償として画質が低下してしまいます。

しかし斜め投影は台形補正が必須なので仕方ないですね。補正するとこのような感じになります。

歪みはある程度補正可能ですが、左右に補正前の光が漏れてしまいます。画像で見ると気になりますが、実際はそこまで気にならないです。

実際の台形補正後の投影画像は次の項目にてお見せします。

投影サイズと実際の投影画質

小型ながら投影サイズは最大200インチとなっています。しかし大画面にすると画面がかなり暗くなるので80インチ程度が通常使用の限界かな。

まるさんは天井に約55インチで投影していますが、暗いと感じることはありません。

投影している天井の壁紙は至って普通の白系の壁紙です。

こちらに投影するとこのような感じになります。壁紙に凹凸があるので少し違和感を感じるかもですが、寝ながら見る分には全く気になりません。

左右に薄く光が飛び出しているのがわかると思いますが、これが台形補正の影響になります。暗い画像だと目立つように見えますが、実際見ている中で違和感は感じません。

明るい画像だとほとんど台形補正の光は気にならないと思います。

なお起動するたびにオートフォーカスが動作して、自動でピントを合わせてくれます。

スピーカー

スピーカーは本体に内蔵されており出力は2 x 8Wです。

オーディオモードを4種類(スポーツ・映画・ニュース・音楽)搭載しており好みにあった音質の選択が可能です。

ドルビーオーディオ・ドルビーデジタル(DD)・ドルビーデジタルプラス(DD+)に対応となっていますが、最低限の音を楽しめる程度で考えていたほうが良いです。

普通のTV程度のスピーカーと思っていたほうが良いです。音量はそこそこ大きく出来るので、聞く分には問題ないです。

またスピーカーを使わずBluetoothのイヤホンやヘッドホンの使用も可能です。

夜間音が気になる方はそちらを利用しても良いですね。

システムと入力端子

システムはAndroid TV 11.0を搭載しており、スマホのAndroidと似た感じで使用可能です。

電源オンからの起動はかなり早いです。電源オンでオートフォーカスが起動してピント調整、その後数秒でメイン画面にいけます。

起動時のストレスは皆無ですね!

Google Playストアも利用可能でアプリのインストールも可能です。

 Google Play Storeを通じて、Amazonプライム・ビデオ、Disney+、TVer、YouTubeなど7,000以上のアプリにアクセスすることができます。

但し一部のアプリは非対応となっており使用できませんでした。(Amazon Kindle)

とは言っても映像関連のアプリは問題なくインストール可能で、まるさんはYouTube・U-NEXT等を入れて楽しんでいます。

内蔵ストレージは16GBなのでそこまで大量のアプリを入れるのは厳しいかもです。

RAMは2GBと少し物足りなさを感じます。スクロールに多少引っかかりを感じることもあります。でも普通に使う分には気にならないかも。

リモコンは反応もよくボタン配置も考えられているのでとても使いやすいです。音声操作もリモコンから開始になります。

Chromecastを内蔵しているのでスマホ等好きなデバイスからコンテンツやアプリ、ゲームを直接送信して投影することができます。

Google Assistantを使えば、音声を用いてお気に入りの映画、テレビ番組、音楽などを楽しむことができます。「アプリを開く」、「動画を検索」などの多数の操作を簡単にすぐに実行できます。

入力ポートはUSB-TypeC x 1(PDプロトコルパワーチャージ対応)・USB-TypeA x 1・HDMI2.0 x 1があります。HDMIを搭載しているので外部入力も容易です。

出力ポートはAUX 3.5mm ×1のみとなります。

ネットワーク関連

ネットワークは無線LANを搭載しています。WiFi 5デュアルバンド2.4/5GHz、802.11a/b/g/n/acに対応しています。

Bluetooth 5.0も搭載しておりPS5のコントローラーの接続が可能でした。PS5のリモートプレイも可能です。

公式のPS Remote Playアプリはカスなので有料(940円)ですが評価の高いPXPlay:リモートプレイを導入しています。

こちらのアプリを使用してのPS5のリモートプレイでは遅延はほぼ感じませんでした。

その他

枕元に設置すると動作音が気になると思う方もおられると思います。本体は静音設計となっており30db未満、普通に使ってる時に動作音が気になったことはありません。

ランプ寿命は25,000時間となっています。通常のプロジェクターに使用されることの多い超高圧水銀ランプの寿命は3,000h~6,000hなのでかなり長めです。

通常使用の範囲でランプ寿命を気にする必要はなさそうです。

プロジェクターの光は非常に強く直接光源を見るのは絶対にダメです。安全対策としてアイプロテクションが搭載されています。

赤外線によって前方にいる人の存在を検知し、自動的に調光して目を保護してくれます。

トラブルでXGIMIのサポートを利用しましたが、対応は非常に早く丁寧でした。対応は日本人で年末年始を挟む中、迅速に対応して頂き正直驚きました。

サポート体制は全く問題ないと思います。

(おまけ)大画面表示した場合の画質の違い

今回は寝ながら動画視聴がメインテーマですが大画面で表示してみたい、そのような方のために大画面での比較も書いておきます。

120インチのプロジェクター専用スクリーンに投影するとこのような感じになります。(以前撮った写真になります)

見た目は良さげ?最低限見るにはギリ問題ないレベルかな?少し滲みが見られますね。

ではここで普通のプロジェクターと比較してみたいと思います。使用するのはEPSONのEH-TW8400(疑似4K・30万円クラス)です。

画質と明るさに大きな違いがあるのがわかって頂けると思います。ユーフォの質感が全然違います。やはり小型プロジェクターで大画面は厳しいですね。

更にスクリーンに近づいて画質のチェックをしてみます。

近づくと画質の差は歴然ですね。圧倒的にEH-TW8400の方が滲みも少なく鮮明です。

この比較画像からもわかるように、小型プロジェクターは大画面投影には向いていません。天井投影等そこそこの大きさに留まる使用が望ましいです。

まとめ

今回はまるさんが愛用している小型プロジェクター「XGIMI MoGo 2 Pro」を紹介させて頂きました。

こちらを導入してからベッドに潜り込んで動画を見る機会が超増えました!

小型で移動も容易なので色々な場所で投影が可能です。天井投影だけではなく白い壁紙であれば部屋の壁にも投影可能です。

Amazonを見るともっと安い小型プロジェクターは存在します。明るさを大きな数字でアピールしている機種も目立ちます。

ここで一つ注意事項!明るさの単位は色々な種類があり単純に数字だけ見るのはダメです。ルーメン・ANSIルーメン・ISOルーメンと色々な単位があるのです。

数字が大きくなるほど明るくはなるのですが、単位によって同じ数字でも明るさは異なるので、どの単位の明るさなのか必ず確認してください。

実際格安な機種を見たことありますが、画面が暗すぎて小さな画面でしかまともに視聴できませんでした。

今回紹介した「XGIMI MoGo 2 Pro」はそれなりの明るさですので安心してください!

小型プロジェクターは導入の敷居も低く、設置さえ可能な環境であれば手軽に大画面を楽しむことが可能です。

「XGIMI MoGo 2 Pro」はAmazonで本体とスタンドセットで定価88,490円(税込)で販売されていますが、セール中は最大29%オフの62,800円(税込)で販売されています。

買うなら絶対スタンドとセットのモデルを購入してください。安いからと本体のみ購入すると後日泣き叫ぶことになりますw

正直このクラスのプロジェクターが62,800円は格安と思っています。

寝ながら動画視聴したい方には激しくおすすめします!まるさんはこれを買ってから生活が変わりましたw

興味ある方は是非ご一考ください!

なおAndroidTVではなくGoogleTVを搭載した「XGIMI MoGo 3 Pro」も登場しています。今回紹介した「XGIMI MoGo 2 Pro」より少し明るさがUPしたモデルです。

形状も大きく変わっていますが、ベースの性能はそれほど変化はないようです。但しMoGo 3 Proは音声出力端子が非搭載なのでその点は注意です。

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